■ 設 計 事 例 stage 66 I 邸 2014 “ こはち ” ボクの言いぶん <リフォーム> | |||||
犬 種:柴 雑種 - DATA - 床 : 既存畳 撤去 防湿フィルム・ 断熱材(ネオマフォーム t=45)充填 構造用合板 t=28 ノ上 パイン材板張り t=15 壁 :防湿シート・断熱材 (ネオマフォーム t=30)充填 PB t=12.5下地 (ジョイント パテ処理) 紙下地 (KOBAU) ノ上 塗装仕上 (フェザーフィール) |
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‐ before - | |||||
初めて “ こはち ” に会ったのは、2014年の秋、 ススキの穂が綿帽子のようになっている頃だった “こはち” は 人間が大好きで、甘えん坊さん 男の子のくせに 寂しがり屋で ひとりぼっちになると 寂しくて寂しくて ちょっと いたずらがすぎたり・・・ ただ、いたずらというよりは 本能のもどかしさ・・・ 広い部屋で 家族のみんなが出かけた後のひとりぼっち・・ ちょっと 落ち着かなかったのも あったのかもしれない |
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この建物は もともと住居としてあったものではない なので、地面から1階床までの高さがなく、床・壁とも断熱材が 入っていなくて 冬がとても寒い環境だった 壁の下部は 基礎が露出していて 湿気もかなりあった |
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- after - | |||||
家族の一員である以上 どこにいても 家族の様子を見ていたい だからと言って 家族のみんなが外出した後に ひとりそこに 残されるととっても不安になってしまう 広い部屋でひとりぼっちではなく、こはちのための部屋を用意した 部屋と言っても 階段の下を利用した 天井の低いこじんまりとした 落ち着ける部屋 こはちの部屋を用意することによって、 取り残されるという不安な気持ちから、 自分の居場所で待つ という気持ちの変化があると思った |
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まずは 家のこと 床下に防湿フィルムを敷き込み、熱伝導率の低いネオマフォーム 45_厚を充填 壁にも同じ方法で エネルギー消失の減少を 最優先に考えた |
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“ こ は ち ” の 居 場 所 | |||||
自分の居場所としては、 わんこは 広いところより 壁に囲まれた天井の低い場所 を好みます 何かあっても “ ここにいれば 大丈夫 ” と思える わんこにとっての 居場所が 必要なのです |
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自分だけの部屋だと 認識したようです ここでは自分のやりたいように やっていいのだと 理解したみたいです |
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リビングに こはち部屋の出入口 があります 掃除をする時や 散歩に出かける時は 玄関側の扉も開くように なっています 人間のお友達も こはちの部屋に 入れるくらいの 広さがあります |
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お 留 守 番 バ ッ チ リ ! | |||||
お 出 む か え ♪ “あ、かえってきた!” | |||||
おかえりなさい・・ いたずら してませんから |
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自分の部屋ができた “ こはち ” は 家族が出かけた後も、 安心して おりこうさんに待てるように なったみたいです |
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