- 明治から平成へ - stage 33 ( # 79 ) T 邸 | |||
before | 明治時代、 写真左側の建物は 牛小屋だったそう |
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after | 玄関のアルミ戸は 木製の引き違い戸に 牛小屋だったと言う方の 出入り口は、 サンルーム的な 用途として使用 ここにも木製の 引き違い戸とした |
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以前 台所があった北向きの土間 | |||
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土間の床は玄関ホールのレベルまで上げ その分天井が低くなるので 天井を撤去して吹抜にし ロフト部屋の光が降りてくるようにした |
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玄関と 両側にある部屋を 二分している 広いホール | |||
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玄関ホールを小さくし、建具(ガラス戸)を設け、広かったホールはリビングに取り込む そうするとガラス戸から リビングに光を取り込無ことができる 床も無垢の木を使いたいところだが・・・まずは 予算ありき・・ |
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ステンドガラスは 施主が持たれていたもの | |||
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暗くて寒い北向きの土間 昔はどこの家も こういう場所に台所があったそうだ | |||
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南にあった部屋の壁を取り除いて キッチンにも南の陽が入るようになった 南の窓越しに 山が見える 料理をしながらも 四季の移ろいを感じることができるようになった |
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取れない柱は残して 化粧柱とした 壁を撤去した後の耐力は 筋交いを入れ 化粧筋交いとし 棚板を入れ込み 飾り棚として使えるようにした |
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急な階段を上がると 天井の低いロフト部屋があり T氏が子どもだった頃の自分の部屋だったそう | |||
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ロフト部屋は壁を撤去し、階段下の部屋(ダイニング)を吹き抜けにして、 視覚的に広がりを持たせると同時に、北向きの暗いダイニングを明るくする目的がある ロフト部屋には省エネも考慮に入れガラス戸を設けた |
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天井の低いロフト部屋と、隣の部屋は和室の屋根裏である 和室の屋根裏は、構造的に歩くのは無理なので、今回は手前のロフト部屋のみの改装とした 天井を撤去した後に、姿を現す梁が楽しみ |
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期待通りの梁が、永い時を経て姿を現した リフォームの醍醐味 | |||
天井を何もかもすべて見せるのではなく、古い梁が一番美しく見えるラインで 天井を設ける ちょっとアンティークの照明器具をつけて 昭和レトロ調の部屋が完成した |
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stage 33 ( # 79 ) T 邸 - 明治から平成へ - ・構 造 木造2階建 ・改修部分床面積 92.45u |
⇒ 建築日記 | ||
この地域は 以前 川が氾濫し 水に浸かった地域だ そのためどこの家も 前面道路から1メートルほどの石垣で 土地をかさ上げしている 前面道路幅は 軽四トラックがやっと通れる程度 数年前までクライアントの母親が住んでいたこの家は その頃タタミと瓦を替えたばかりだった 倒すのは忍びない と言うことでこのたび 一部 大改修をして 借家として生まれ変わった 限られた予算で どこまで甦生できるかが 大きな課題だったが・・・ 昭和初期の面影を残す レトロな趣の家が 完成した |
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